多重層敷きふとんができるまで
1層目は消臭・抗菌防臭等に優れたデオメタフィ® プレミア加工わたと、天然のエアコンと言われるウールで衛生的な環境を作っています。
2層目は通気性と弾力性に優れたタテ方向成形わたを使用してしっかりと身体を支えます。
3層目は吸湿・放湿性に優れたモイスケア® わたを使用し、ふとん裏面の湿気対策をしています。
多重層敷きふとんの製造工程
①原料投入
繊維が太く高品質なフランス産の羊毛を投入します。
②スーパークリーナー
羊毛の繊維をほぐしながら、埃や牧草の種子などのゴミを取り除きます。
③カーディング
羊毛の繊維を一定方向に揃えて、薄い膜状のわたを作ります。ここでも、埃やゴミなどを取り除きます。
④成形
カーディングした薄いわたを、一定の幅で何層にも折り重ねて厚みのあるわたにします。
⑤ニードル加工
無数の針でランダムに高速ストロークで打ち込みをします。わたが圧縮され、薄くて固めのわたになります。
⑥樹脂散布
わたの表面に樹脂をスプレーし、高温で乾燥します。
樹脂加工することで、羊毛の吹き出しを防ぎ、わたの形態を安定させます。
⑦キルティング
■上層部キルティング
アルミ枠に中生地を張り、腰当て羊毛ニードルわた、羊毛ニードルわた、羊毛成形わた、デオメタフィ®プレミア加工わた、表生地を順次重ね、コンピューター制御のコンフォーターミシンでキルティングをします。
■下層部キルティング
裏生地、モイスケア®混わた、ポリエステル固わた、中生地を重ね多頭キルティングミシンで連続的にキルティングをします。
⑧ヘム加工
キルティング加工された上層部、下層部の間に、タテ方向成形わたをはさんで重ね合せ、上下層の外周とマチをヘムテープで縫い合わせます。
⑨最終検査
検査員による最終検査です。サイズ、重量、縫製状態、生地のチェック、詰めものの状態、品質表示の内容など、細かな検査を行っています。
⑩最終検針
最後に検針機による金属物チェックを行って袋入れをします。
※「デオメタフィ \ DEOMETAFI」は大和紡績の登録商標です。
※「プレミア \ PREMIERE」は大和紡績の商標です。