

地球温暖化や環境汚染の防止に少しでもお役に立ちたい・・・
その思いがマルハチ専用リサイクル工場を作りました。
開発・製造・販売・アフターサービスまでの自社一貫性システムだからこそ最終処分まできちんと責任を持つのが企業の義務と考えます。


---工場長、早速ですが、まずはリサイクル工場の流れを簡単に教えて下さい。
工場長:まずは回収してきた製品を、使われている材料種類別に分別します。ここでの分別がリサイクル効率をアップするための重要な工程です。ベッドのマットレスはクラッシング(※)して燃やせるものと金属とに分別しますし、おふとんも素材や状態によって細かく分類します。私は長年寝具とともに仕事をしていますから、見て触ればどんな材料を使っているかだいたい分かりますが、例えば綿のおふとん一つをとってみても再利用できるものもあれば、ワタの状態によっては焼却するしかないものもあります。
---最初が肝心というわけですね。いくら世の中が自動化されていると言ってもやはり細やかな対処をするには人間の判断が頼りになりますね。
工場長:この分別が完全に出来れば、リサイクルの工程の半分が済んだようなものです。そのあとは、分別された製品ごと にきれいに洗浄して再利用したり、違うものに作り替えたりしていきます。どうしてもリサイクル出来ないものは空気を汚さない最新式の施設で焼却処理します。
※クラッシングとは解体・破砕し、リサイクルする金属と廃棄物処理・高熱処理するものとに分別することです

---リサイクル工場の流れはわかりました。でも具体的にはばどの製品がどういう形にリサイクルされるのですか?
工場長:それでは、いくつか例を挙げてみましょう。メインは何と言っても羽毛ふとんです。羽毛は生きた素材ですから、きちんと手当してあげれば大部分はふわっとよみがえります。もちろん長年使ったおふとんですから、羽毛がちぎれたりひどい汚れがついているものもあります。そういうところは取り除きながら、全て新品の羽毛と同じ工程で丁寧に洗浄します。
よみがえった羽毛は新しい生地に入れられ、例えばまとまった数のおふとんを必要とするお客様に業務用として使っていただいています。
もちろん、リサイクル製品には、品質を示すマークなどを明記し、新品のものとの区別ができるようにしています。

---おふとんは1枚1枚が大きいですからリサイクルのしがいもありそうですね。
ところで、今地球の話がでましたが、何かと気になる環境問題やダイオキシン問題については、どのような対策を取っているのでしょう?
工場長:よくぞ聞いてくれました。我々はダイオキシンをはじめとする環境維持に対して、常にその時に出来うる最高の技術で対応しています。
焼却によるダイオキシンの発生は、300°C〜400°Cの燃焼時に一番合成される可能性が高く、反対に毒性が分解されるのは、200°C以下か800°C以上です。それを踏まえてマルハチでは平均温度900°Cで完全燃焼させています。
最新式の焼却炉は、燃え尽きたあと5分以内に一気に200°C以下に温度が下がります。逆に点火してからも900°Cになるのには5分とかかりません。つまり一番ダイオキシンの発生しやすい温度をほんの短い時間に通り抜けるので、ダイオキシンの発生を防げるのです。今白く煙突から出ているのは、焼却炉を冷やすのに使った水が水蒸気となって出ているだけです。
ちょっと難しかったかな?でも我々全ての生命に関わることですから、これだけは何よりも優先して取り組むべきと、肝に念じています。ちなみに焼却後の残り灰は、掛けふとん・敷きふとん・枕の3点でコップ半分弱とかなり少量。地球になるべく負担がかからないようにしているんですよ。
リサイクルを進めることは私達の幸せにつながるってことですね。リサイクルするには手間もお金もかかりますし、環境問題をはじめとする諸々の問題をクリアしていかなくてはいけません。ですから一朝一夕というわけにはいかないと思いますが、常に最高の技術でリサイクル活動をしていけるよう、 これからも意識を高めて取り組んでいきます。